allwood2さんの公開日記
09月30日
11:55

自作のH-Botスタイル3Dプリンターの上にフィラメントホルダーを取り付けました。
Z軸のガイドシャフトとモーターの固定のために作られた頑丈すぎるやぐらはフィラメントホルダーの台としても役立ちました。
作成したフィラメントホルダーはボビンの軸を使わない2本ローラータイプです。
ローラーの軸はM8寸切りネジです。
軸受けは8mmのベアリングを使っています。
ピロー型ベアリングホルダーは以前4号機で作ったZ軸の送りネジ用です。
フィラメントを載せるローラーはミシン糸の糸巻きです。
糸巻きの上にフィラメントを載せるだけの簡単装着です。
後はエクストルーダーがフィラメントを引っ張ってくれるので糸巻きが回転してフィラメントボビンが軽く回ります。
フィラメントボビンのセンターに軸を取り付けて使うフィラメントホルダーは軸の交換が意外と面倒です。
なぜならフィラメントのメーカーによってボビンのセンターの穴が違っているからです。
径を合わせるアダプタのようなものを使うか軸を何種類も用意しておく必要があります。
今回作ったフィラメントホルダーは軸を取り付けないのでフィラメントの交換がとても楽です。
フィラメントの押し出し速度が変わるのでフィラメントのボビンは一定速度では回りません。
フィラメントにテンションがかかってプリントヘッドが浮き上がる力が発生します。
0.1mmでも浮き上がると印刷品質に大きく影響します。
それを心配していましたが実際に印刷して肉眼で見たところその影響はありませんでした。
フィラメントの残りが減って巻きとり径が小さくなると更に強いテンションがフィラメントにかかるので心配です。
その場合は径の大きい糸巻きに変えて回転抵抗を下げる必要がありそうです。
公開日記トップへ